韓国 会社員奮闘記

韓国での会社員生活をリアルにお届け

英語しか勉強してこなかったド文系女の挑戦

私は母🇵🇭×父🇯🇵という家庭に生まれて、フランチャイズの英会話講師になった母に影響され6歳頃から英語に触れる機会を得た。たびたび母の帰省で🇵🇭に行ってタガログ語をたくさん耳にしていたからか、英語を始めた時も発音だけは正確にできたこともあってずっと英語が得意だと自負しながら生きていたし、高校も大学も英語以外の科目は壊滅的だったけどずば抜けた英語の点数のおかげてなんとか進学できた。

人生の半分以上が英語ありきだった私も、大学卒業後のワーホリ期間を終えてからは全く機会がなく、今では韓国語の方が得意になり、これまで大金を注ぎ込んでもらった英語が微妙な今は両親に申し訳ない気持ちでいっぱいというのが正直なところ・・・

韓国人パートナーとの結婚を機に韓国に引っ越してきたはいいものの、社会人経験も2年未満と浅く韓国語もTOPIK5級止まり、これといったスキルや資格のない私は1年半が経とうとしてる今も絶賛就活中。

昔ハマった、『彼女は綺麗だった』に影響され、韓国で社員証をもらって働くことに憧れている私はいまだにその夢を諦めきれずにいる反面、このままでは何もないまま30歳を迎えてしまうのではないかという不安に駆られた。

就活うまくいかない、何もない自分に少し自信を無くしかけている現状を打破したいと思っていた矢先、韓国に来てから始めたフットサルのチームメイトがふと「税理士目指してみたら?」と言ってきた。私が税理士? 文系でしかも英語しかできなくて、理系科目とは高1でさよならした私が?無理無理!と思った。けどちょっと気になってどのくらいの難易度なのか調べたら、韓国人でさえ2年くらいかけてやっと合格できるくらいの難易度やないかい!やっぱ無理!ってなった。

でもどっかで見た、脳の学習能力のピークは50歳くらいという言葉と、自分にどんな言葉をかけるかで人生が変わるという言葉に単純かもしれないがハッとさせられた。

私は今まで英語しかできない、韓国語しかできない、就職してないとか、大学受験以降何かに挑戦した記憶がないからか、成功体験も少なく、自信もそれほどない。色々な「ない」に焦点を当てて、勝手に自信を無くしていたけど、言い換えれば、英語が「できる」し、韓国語「も」「できる」し、まだ20代だ。成功体験は何かしらやってみれば得られる。その成功体験を得るために何かに挑戦したいという気持ちが生まれた。

挑戦というからには、勝ちが大体決まったことをするのではなく、自分が避けてきたことに向かい合って自分に自信が持てるようになりたいと思い、数学いや数字にさえ苦手意識がある私が税理士資格というものを取得するという大きな目標を立てた。我ながら大きく出たと思う。

挑戦したい気持ち、私はできる!という自分を信じたい気持ち、ついでにそんな私にいつも期待して投資してくれている両親に「やっぱりこの子はできる子」と安心してもらいたい気持ちがこの挑戦の決め手だ。それと最近大好きな幼馴染がUSCPAという資格取得のために勉強をしているという話を聞き、どうせ私なんて・・・とか、今更遅いかも・・・とか自分諦めてんじゃねえ!と目が覚めたことも決め手かな。

これは後付けの理由だが、義従姉妹の件もあり憤慨しすぎてどうにか復讐したいが、やり返すのは私のスタイルではない・・・とどう復讐するか考えあぐねていたところようやく答えが出た。そうだ、義従姉妹ができないこと、もっと言えば日本人の私が成し遂げるには難しすぎると思われるくらいのことを成し遂げれば、それが良い復讐になるではないか!自信にもつながるし!と思ったので、とにかく30歳になるまでに、韓国で税理士の資格取得に向けて奮闘してみます!

絶対とってやるぞ、待ってろ。